[福祉機器]弱視者向けのAR眼鏡を用いたナビゲーション

米国UNIVERSITY OF SOUTHERN CALIFORNIA(USC)のMark Humayun医学博士を中心とする研究チームが、AR(拡張現実)を使ったナビゲーション用の眼鏡を開発しました。

網膜色素変性症等で周辺視野や周囲が暗い場合に見えにくさを持つ人々を対象にした試験では、50%の参加者が移動が容易になり、70%の参加者に周囲の把握能力の改善が認められたそうです。

このARシステムは、6フィート(約1m80cm)のワイヤフレームを4つの明るく明確な色で対象物をオーバレイ(重ね合わせて)投影する。こうすることで、周辺視野が狭くなっている人々が、うす暗い環境の中での障害物の回避のための複雑な環境を把握するのに役に立つ視覚的な色の合図を提供します。

コストと技術的な課題は残っていますが、近い将来この種の支援機器が、実用化されると見込まれるそうです。

詳細は、以下を参照ください。(西澤)
https://scitechdaily.com/augmented-reality-glasses-help-people-with-low-vision-navigate-their-environment/

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