[米国]HIV感染予防プログラム

リハ協ブログ2020年2月28日より転載

情報は少し古いですが、2019年12月3日、合衆国保健福祉省(U.S. Department of Health and Human Services :HHS)は、「Ready, Set, PrEP)というHIV感染予防プログラムの開始を発表しました。

米国では、2019年2月5日にトランプ大統領が一般教書演説で、10年以内にHIVを撲滅すると宣言して以来、HIV流行終結計画(Ending the HIV Epidemic: A Plan for America:EHE)にもとづき、いろいろな取り組みが行われていますが、このプログラムも同計画の一環です。EHEに対しては、2021年には、7億1,600万ドルの連邦予算が組まれています。

このプログラムは、医療保険に加入していないがHIV感染の危険性の高い人たちのために、HIV感染予防薬を無料で提供するというものです。

このプログラムから予防薬を受け取れる人の資格は、①HIV検査陰性、②医療機関から予防薬の必要性を示す処方箋を受けている、③健康保険の外来処方薬を受けていないということになっています。

TRUVADAとDESCOVYの2つの医薬品が無料で提供されます。

プレスリリースは、下のサイトにあります。

https://www.hhs.gov/about/news/2019/12/03/ready-set-prep-expands-access-to-medication-to-prevent-hiv.html 

PrEPプログラムの詳細は、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.hiv.gov/federal-response/ending-the-hiv-epidemic/prep-program

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