[オーストラリア]移民に対する障害者差別に反対するキャンペーン

リハ協ブログ2020年3月13日より転載

「オーストラリア人権弁護士会(Australian Lawyers for Human Rights:ALHR)」の発表によれば、同会と「ダウン症オーストラリア(Down Syndrome Australia)」は、オーストラリアへの移住を希望する障害者への差別を解消するために、「障害者歓迎(Welcoming Disability)」という新しい全国キャンペーンを2020年3月12日から開始したとのことです。

オーストラリア政府は、障害または健康上の問題がある場合には移民ビザの発給をしていませんが、移民法を改正してこれらの人々の移民を受け入れるようにすることを目的にしています。

キャンペーンでは、まず、2010年6月に障害者の移民についての疑問をまとめたオーストラリア下院議会のレポート「Enabling Australia」の再検証をもとめています。

同レポートでは、障害者の移民について、サービス提供にかかる費用や医療費の額を勘案する方法についての勧告や諸外国との比較などを行っています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://alhr.org.au/time-tackle-australias-discrimination-migrants-disabilities/

レポートは、下にあります。

https://www.aph.gov.au/Parliamentary_Business/Committees/House_of_Representatives_Committees?url=mig/disability/report.htm

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