[米国]AAHDがCOVID-19と障害に関する調査報告書を公表

リハ協ブログ2020年5月17日より転載

2020年5月15日、アメリカ健康・障害協会(American Association on Health and Disability:AAHD)は、「COVID-19と障害成人:健康と医療へのアクセス オンライン調査要約(COVID-19 & ADULTS WITH DISABILITIES: HEALTH AND HEALTH CARE ACCESS ONLINE SURVEY SUMMARY)」という報告書を公表しました。

アメリカ健康・障害協会は、アメリカ合衆国の内国歳入法(USC 26)第501条C項の規定により課税を免除される非営利団体で、障害者の健康と福祉の促進を目的とした全国的な非営利団体です。

調査の目的は、さまざまな障害のある成人の医療へのアクセスに対するコロナウイルスパンデミックの影響を迅速かつリアルタイムに評価することで、4月17日から5月1日までオンラインで実施されました。

2,469人から回答があり、障害種別では、聴覚障害182人(7%)、視覚障害193人(8%)、歩行障害663人(27%)、集中力・記憶力・判断力の障害1,431人(58%)となっています。

ヘルパーの利用ができたか、通常の医療を受けられたか、処方箋を書いてもらえたか、新しい治療をはじめることができたか、もっとも重要な情報源は何か、COVID-19の検査を受けられたか、相談支援を受けられたかなどの項目について調査した結果を報告しています。

報告書は下のサイトにあります。(寺島)

https://www.aahd.us/initiatives/dissemination/covid-19-disability-survey/

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