[厚労省]障害者向け「就労パスポート」を作成

2019年11月15日、厚生労働省は、障害者向け「就労パスポート」を作成したことを公表しました。

「就労パスポート」は、A4版の大きさで、表紙と裏表紙を含め6ページあります。氏名、障害名、職務経験、仕事上のアピールポイント、体調管理と希望する働き方、コミュニケーション面、作業遂行面などに関して障害のある方自身が作成し、保管します。また、更新も自分で行います。

就職活動の際に、自分の特徴を説明するために使用したり、就職後にも会社の上司などと必要な配慮を話し合う際に役立てることもできます。

このパスポートの利用は任意であり、「障害のある方が働く上で自分特徴や希望する配慮などを整理し、就職や職場定着に向け、支援機関や職場と必要な支援などについて話し合う際に活用できる情報共有ツールです。」と説明されています。

Excelファイルで作成されており、厚生労働省のウェブサイトから、障害のある人自身がダウンロードできます。

主な対象は、就職・職場定着をめざす精神障害、発達障害、高次脳機能障害のある方とされていますが、それ以外の障害の場合も希望すれば活用できるとのことです。

この「就労パスポート」は、平成30(2018)年12月に厚生労働省に設置された「精神障害者等の就労パスポート作成に関する検討会」での検討を踏まえたものです。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07832.html

また、「精神障害者等の就労パスポート作成に関する検討会」の議事録等は次のサイトにあります。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-yakuji_127844_00003.html

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