[内閣府]令和元年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第18回)

2019年12月26日、内閣府は、内閣総理大臣官邸大ホールにおいて、令和元年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第18回)を行いました。

この表彰は、バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進について顕著な功績のあった者を顕彰し、優れた取組を広く普及させることを目的としており、バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰要領(平成13年11月6日)[平成29年4月3日一部改正]に基づいています。

表彰は年一回行われ、都道府県等から推薦された者のうちから、別に定める選考委員会の意見を聴いて、内閣総理大臣又は担当大臣が被表彰者を決定します。

表彰の対象は、バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進に関して、施設の整備、製品の開発、推進・普及のための活動等において、極めて顕著な、又は特に顕著な功績又は功労のあった個人又は団体となっています。

表彰者に対して表彰状及び記念品が贈られます。

受賞者と功績・功労は、次のようになっています。(敬称略)

○内閣総理大臣表彰(1件)

・一般社団法人 日本玩具協会
 共遊玩具の認定規準の策定及び認定プロセスの構築
 必要とする方々への共遊玩具情報の提供
 共遊玩具の開発推進及び普及啓発

○内閣府特命担当大臣表彰優良賞(4件)

・WHILL株式会社
 全ての人の移動を楽しくする電動車椅子の開発
 オムニホイールの採用
 パーソナルモビリティとしての活用

・中橋 真紀人
 障害者に関する映画の自主制作・上映を長年継続
 初の自主製作映画「どんぐりの家」の製作
 つながり映画祭の開催
 次世代育成への尽力

・特定非営利活動法人 バリアフリーネットワーク会議
 しょうがい者・こうれい者観光案内所
 逃げるバリアフリー

その他にも、沖縄県のバリアフリーマップの更新、バリアフリーに関する情報誌である「そらくる沖縄」の発行、各ホテルや観光施設へのユニバーサルデザインコンサルなど、さまざまな活動をしている。

・富士市
 ニバーサル就労
 ユニバーサル就労支援センター
 協力企業・協力体制

○内閣府特命担当大臣奨励賞(4件)

・株式会社システムギアビジョン
 視覚障害者用読書器の企画・開発
 視覚支援機器の普及活動

・特定非営利活動法人 せんだいアビリティネットワーク
 障害者一人一人にあった意思伝達装置用スイッチの作成や改造の実施
 助成金を活用した意思伝達装置の整備による患者への支援の実施
 在宅の重度障害者の就労支援事業の実施

・株式会社ファンケル
 「視覚障がいメイクセミナー」の実施
 点字ではない凹凸の「タッチマークシール」の開発
 目が見えなくても化粧をすることは、身だしなみであり、楽しみでもある。メイクの具体手法や似合う色やスキンケア方法も教えることで、自分でメイクできるようになることは、障がい者自身の生きる力につながっている。

・特定非営利活動法人 横濱ジェントルタウン倶楽部
 商店街と連携したイベントの開催
 地域のマップと店舗紹介のガイドブックの作成
 触る地図シリーズ
 バリアフリー散策
福祉教育(出前教室)・研修の実施

商店街や市内の各種団体など多数の関係者と連携して活動しており、地域にしっかりと根付いて活動している。各種バリアフリーマップも羽田国際空港ターミナルビルや各区役所などから依頼を受けて作成し、広く活用され評価できる。

詳しくは下のサイトをご覧ください。
https://www8.cao.go.jp/souki/barrier-free/r01hyoushou/index.html

menu