[英国]ロンドンバスで車両接近通報装置を試行

2019年12月18日、ロンドン交通局(Transport for London:TfL)は、2020年1月からバス・サウンド(bus sound)を試行することを発表しました。このバス・サウンドは、いわゆる車両接近通報装置(Acoustic Vehicle Alerting System:AVAS)のことで、電気自動車やハイブリッド自動車のようにほとんど無音で走行する車両から合成音を出して、視覚障害者などの道路利用者が車両を認識できるようにする装置です。

英国では2021年9月以降は、すべての新しい「静かな」車両にはAVASが義務付けられるため、それに先行して実施されたとのことです。

バスの前面にある特別なスピーカーで再生されるサウンドは、バスが時速12マイルに達するまで、またはバス停で反転または停止するまで再生されます。12マイルを超える速度で移動する場合、バスは十分な騒音を発するため音は出ません。音のピッチは、車両の速度に応じて変化します。

セントポール大聖堂とシャッドウェルの間を走る100系の電気バス路線で音量を変えながら試行されます。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。
https://tfl.gov.uk/info-for/media/press-releases/2019/december/tfl-to-trial-innovative-new-bus-sound-to-improve-road-safety

また、AVASを含むバス安全基準は下のサイトにあります。(寺島)
http://content.tfl.gov.uk/bus-safety-standard-executive-summary.pdf

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