[米国]全米ろう者協会がコロナウイルスに関する放送でホワイトハウスに訴訟

リハ協ブログ2020年8月14日より転載

2020年8月3日、全米ろう者協会(National Association of the Deaf:NAD)は、コロナウイルスに関する記者会見やブリーフィングのテレビ放映に手話通訳をつけることを求めて、トランプ大統領とホワイトハウスに対し訴訟を起こしました。

NADによれば、50州の知事全員がコロナウイルスに関するブリーフィングに手話通訳つけているにもかかわらず、ホワイトハウスは一度もそうしたことがなく、それはリハビリテーション法第504条に違反していると主張しています。同法は、すべてのホワイトハウスの情報は障害者に有効なアクセシビリティを義務付けており、特に刻々変わる公衆衛生上の危機に関しては必要である。ネットワーク放送のライブ配信の字幕はありますが、正確ではなく、特に手話を第一言語にする聴覚障害者は利用できないとしています。

1880年に設立された全米ろう者協会(NAD)は、米国手話(ASL)を主な言語とする数十万人を含む、米国の4,800万人の聴覚障害者の市民的、人間的、言語的権利を保護する国内有数の公民権団体とのことです。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.nad.org/2020/08/03/nad-sues-white-house/

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