[米国]MFPプログラムに1億6500万ドルの追加資金を提供

リハ協ブログ2020年9月25日より転載

2020年9月23日、メディケア・メディケイドサービスセンター(Centers for Medicare&Medicaid Services:CMS)は、Money Follows the Person(MFP)試行プログラムを実施している33州に対し、最大1億6500万ドルの追加資金を提供すると発表しました。

以前にもこのブログで紹介しましたが、MFPは、障害者や高齢者をナーシングホームから、地域に戻すメディケイドのプログラムで、2007年に始まりました。メディケイドは、連邦政府のプログラムですが、実施は州政府が行っています。

プログラム開始以来、101,540人のメディケイド受給者が施設ケアから在宅およびコミュニティサービス(HCBS)に移行しており、順調に数を伸ばしてきましたが、昨年は、2019年は4,173人に落ち込み、2018年から46%減少したとのことです。この結果を受けて、MFPを促進するために、各州最大500万ドルの追加資金を受けることができます。

資金の使い道としては、次のような内容が示されています。

  • HCBSの能力評価をし、プロバイダーやサービスを追加する必要性を決定する。
  • 施設の能力を評価し、どこまでそれを減らせるか、また、地域に戻った際の利用者への影響を明らかにする。
  • プロバイダーおよび直接支援担当者の採用、教育、訓練、技術支援、および資質向上活動、これには、障害者自身が支援担当者になるためのトレーニングを含む。
  • 介護者の訓練と教育。 等

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)

https://www.cms.gov/newsroom/press-releases/cms-announces-new-federal-funding-33-states-support-transitioning-individuals-nursing-homes

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