[英国]下院図書館が「障害者雇用」に関するブリーフィング・ペーパーを公表

2020年1月3日、下院図書館(House of Commons Library)は、「障害者雇用((People with disabilities in employment)」というブリーフィング・ペーパーを公表しました。その内容は、次のようになっています。

  • 2019年7月から11月の間に障害があると報告した労働力人口(16-64歳)は790万人で、労働力人口全体の19%に相当する。
  • そのうちの420万人が就労しており、前年より354,000人増加した。
  • 就業率は53.2%で、昨年の51.2%から上昇した。(障害のない人は、81.8%で、81.4%から上昇した。)
  • 30万人は働いておらず、昨年より86,000人減少した。
  • 失業率は、6.7%であった。(障害のない人の失業率は3.7%であった。)
  • 労働力人口のうち340万人は、仕事をしていないか仕事を探していた。

以前にも紹介しましたが、英国の下院図書館は、独立した研究および情報機関で、政党や議員とそのスタッフに対して公平な情報を提供するという役割をもっています。この役割を果たすために、ブリーフィングという、法律、政策、よくある質問、話題となっている問題などについての分析や調査をし、それをまとめたレポートを作成しています。毎日10本程度の議員や一般の人々が利用できるようにオンラインで公開しています。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://researchbriefings.parliament.uk

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