[英国]2021年から3つの手当に共通する障害認定システムを導入

2020年3月2日、英国労働年金省(Department for Work and Pensions:DWP)は、障害関連の3つの手当の障害認定を1つに統合する試行事業を開始することを発表しました。

英国の手当制度のうち、障害認定を実施しているものには、個別自立手当(Personal Independence Payment:PIP)、雇用・生活支援手当(Employment and support allowance:ESA)とユニバーサルクレジット(Universal Credit)の3つがあります。これらの認定は、現状では、担当機関により別々のITシステムにより実施されています。そのため、手当の申請者は、同じような情報を複数回提出する必要がありましたが、新しい事業では、DWPが開発するITシステムにより統一的に認定します

全国で実施される前に2021年から試行事業を実施するとのことです。実施地域は未定です。試行事業は、DWPが直接実施し、つぎのような内容を検証します。

  • よりよい面接評価の方法
  • 必要な人だけに面接評価をするためのスクリーニング方法
  • 申請内容をわかりやすく説明する方法
  • 申請者が同じ情報を2回以上提供する必要をなくす方法
  • 申請者にDWPの支援内容全体を確実に知らせることのできる方法

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.gov.uk/government/news/next-step-for-new-service-for-benefit-assessments-announced

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