[オーストラリア]障害者サービス事業者に対する2019年市場調査報告書を発表

2020年2月、社会影響センター(Center for Social Impact:CSI)は、障害者サービス提供事業所の団体である全国障害者サービス(National Disability Services:NDS)の加盟団体を対象とした2019年の年次市場調査の結果を発表しました。

NDSは、障害者サービスを提供しているオーストリアの民間事業所の団体で、小さなサポートグループから多種類のサービスを提供する大きな事業所まで、840の民間事業所が加盟しています。

また、CSIは、オーストラリアを代表するニユーサウスウェールズ大学シドニー校、ウエスタンオーストリア大学、スウィンバーン工科大学によって作られた研究教育機関です。

報告書のタイトルは、「障害者セクターはどのように支援しているか?全国障害者サービス年次市場調査報告2020(HOW IS THE DISABILITY SECTOR FARING? A report from National Disability Services’ Annual Market Survey 2020)」です。

報告書では、障害者サービス提供団体の国民障害保険制度(National Disability Insurance Scheme :NDIS)に対する認識、この分野の運用環境、および財政的持続可能性に関して調査しています。

調査結果の一例を紹介しますと、財務状態が悪化していると答えた事業所は、2018年は55%でしたが、2019年は38%で、経営状態は改善されています。

また、全国障害保険制度(NDIS)の価格設定で事業運営できるかについて、できると答えたのは、2018年には58%、2019年には52%でした。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。報告書もダウンロードできます。(寺島)
https://www.csi.edu.au/research/project/how-disability-sector-faring-2020-report/

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