[米国]航空機用車椅子固定システムに関するネット委員会を公開

全米科学アカデミーの(National Academy of Sciences)の交通研究委員会(Transportation Research Board:TRB)は、2020年4月20日と21日に、「旅客機における車椅子固定システムの実現可能性に関する検討委員会(Committee for a Study on the Feasibility of Wheelchair Restraint Systems in Passenger Aircraft)を開催しましたが、20日の議事のみ公開するとのことで、参加者を募集しました。

この委員会は、アメリカ合衆国アクセス理事会(United States Access Board)が、連邦議会指示により、全米科学アカデミーの交通研究委員会に研究委託したことから、2020年1月に専門委員会として設置されました。

車椅子を使用する乗客にとって、航空機に乗り込む際に自分が使用している車椅子から機内用の車いすに乗り換えることが大変なことから、車椅子を乗り換えなくても航空機を利用できるシステムの可能性を検討しています。

委員のメンバーには、航空機の内装と安全工学、アクセシビリティ、車椅子の設計と耐衝撃性、航空会社の運用、およびその他の分野の専門家が含まれており、手動および電動車椅子を座席として使用するための固定装置を航空機に装備するための設計、エンジニアリング、および安全要件等を2年かけて評価します。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www8.nationalacademies.org/pa/projectview.aspx?key=51840

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