王立盲人協会(Royal National Institute of Blind People:RNIB)は、鉄道駅に視覚障害者誘導用ブロック等の設置を求める請願行動を展開中です。
2021年2月にロンドン南東部にあるエデン・パーク駅で弱視の視覚障害者が駅のホームから転落して死亡し、その事故報告書が2021年2月26日に運輸省の鉄道事故調査部(Rail Accident Investigation Branch:RAIB)から公表され、そこにホームの端の触覚舗装(tactile paving)の重要性が示されていたことを受けたものです。
報告書では、英国の主要鉄道駅の約半数に、視覚障害者のための触覚舗装がなく、しかも、その全体的な設置計画もないことから、計画的な設置の必要性を指摘しています。
しかし、RNIBは、そのような悠長な対応を待っていられないとして請願行動を始めたとのことです。
我が国では、ホームドアの設置が課題になっていますが、英国では、まだ点字ブロックの普及が課題になっているようです。
詳しくは、下のサイトをご覧ください。https://www.rnib.org.uk/news/campaigning/dangers-railway-stations?
報告書は、次のサイトにあります。(寺島)
https://www.gov.uk/government/news/report-012021-person-struck-by-a-train-at-eden-park-station