[文科省]これからの高等学校施設の在り方に関する報告書を公表

令和3(2021)年5月18日、文部科学省は、報告書「これからの高等学校施設の在り方について~特色・魅力ある教育と生徒の多様な学びを支える環境づくりを目指して~」を公表しました。

同報告書は、近年の社会変化に対応するため、今後の学校施設の在り方及び指針の策定に関する調査研究を行うことを目的に平成29年2月に設置された「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」の「学校施設部会」が作成しました。

同報告書は、122ページのボリュームで(参考資料除く)、目次は次のようになっています。

はじめに
第1章 高等学校改革等の動向
1.背景
(1)高等学校教育を取り巻く社会の状況
(2)新型コロナウイルス感染症の感染拡大を通じて再認識された高等学校の役割・在り方
2.近年の教育の動向
(1)新時代に対応した高等学校改革
(2)新学習指導要領の着実な実施 ―主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善等―
(3)「令和の日本型学校教育」の構築に向けた改革の方向性
(4)学校教育の基盤的ツールとしての ICT 環境の整備
(5)チームとしての学校と学校における働き方改革の推進
(6)学校と地域の連携・協働
(7)インクルーシブ教育システムの構築
3.公共施設としての学校施設を取り巻く現況
(1)激甚化・頻発化する災害への対応
(2)防災・減災、国土強靱化の推進
(3)インフラ長寿命化基本計画等を踏まえた老朽化した施設への対応
(4)持続可能な開発目標と脱炭素社会の実現に向けた対応
第2章 これからの高等学校施設の在り方
1.特色・魅力ある高等学校づくりを推進するための施設整備
(1)教育目標や運営方針等に基づく施設計画
(2)高等学校改革を踏まえた施設計画
(3)学校の組織、学級編制等の計画条件の検討
2.生徒の主体的な学習活動を支援する施設整備
(1)主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に資する施設整備
(2)カリキュラム・マネジメントの一環としての環境整備
(3)各教科等への対応と教科等横断的な学習への対応
3.情報化や国際化の進展に対応できる施設整備
(1)時代の要請に柔軟に対応できる施設
(2)創造性を育む教育 ICT 環境の実現
(3)国際化の進展への対応
4.安全でゆとりと潤いのある施設整備
(1)求められる建物の性能の変化等への対応
(2)防災機能の強化
(3)インクルーシブ教育システムの構築、生徒の多様化への対応
(4)教職員の働く場としての機能向上
5.地域の人材育成、生涯学習の場としての役割やまちづくりにも配慮した施設整備
(1)多様な人材の参画による学校運営の推進
(2)地域の拠点としての施設整備
第3章 高等学校施設整備指針の改訂案等
1.高等学校施設整備指針の沿革
2.高等学校施設整備指針改訂案の主なポイント
3.高等学校施設整備指針の改訂案
4.高等学校施設整備を推進していくための方策

報告書では、障害のある生徒、教職員、地域住民のための配慮が障害別に細かく記述されています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/toushin/1414523_00001.htm

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