[文科省]特別支援学校設置基準案を公表

令和3(2021)年5月26日、文部科学省は、「特別支援学校に求められる校舎面積や施設などを定めた設置基準」(省令)案を公表しました。

近年、在籍者数の増加により慢性的な教室不足が続いている特別支援学校の教育環境を改善することが求められているにも関わらず、現状では、特別支援学校の設置基準に関する独立した文部科学省令が定められていないことから、新たに作成することとしたものです。なお、特別支援学校以外の、幼稚園、小中学校、高校、大学、専門学校には全て設置基準が定められていますが、同学校については、学校教育法規則(昭和二十二年文部省令第十一号)に、設備編制の基本的事項についてのみ定められています。

同基準は、特別支援学校を設置するのに必要な最低基準を定めており、学科の種類、学級の生徒数、教諭の数、備えるべき施設・設備等が規定されています。

本件に関しては、第197回国会において参議院文教科学委員会に同趣旨の請願が付託されていました。

施行日は、令和4年4月1日となっていますが、施設整備等の規定は令和5年4月1日からの施行となっています。詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000219125

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