2021年5月17日、公益財団法人日本盲導犬協会(井上幸彦理事長)は、盲導犬ユーザーから相談が寄せられた盲導犬同伴による受け入れ拒否への対応事例の2020 年度集計結果を公表しました。同協会は同集計を毎年公表しています。
2020年度の集計結果では、解決が難しく協会が対応した事例が34 件あったとのことです。その業種別内訳は下のようになっています。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | ||||
飲食店(チェーン店・個人経営含む) | 29 | 46% | 43 | 48% | 16 | 47% |
医療機関・病院 | 7 | 11% | 16 | 18% | 8 | 8 |
小売店 | 5 | 8% | 5 | 6% | 3 | 9% |
宿泊施設 | 3 | 5% | 5 | 6% | 1 | 3% |
交通機関 | 2 | 3% | 4 | 4% | 2 | 6% |
・・・ | ||||||
全体 | 63 | 90 | 34 |
その原因については、17 件(50%)が「盲導犬の受け入れの義務を従業員に徹底できていなかった」、また 12 件(35%)が「受け入れの義務を知らなかった」ことが原因であったとのことです。
また、盲導犬ユーザー227人への聞き取り調査結果は次のようになっています。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
http://www.moudouken.net/uploads/media/2021/05/20210517163641.pdf