[米国]司法省が郡刑務所のアクセシビリティ問題について和解

2021年6月28日、司法省は、カリフォルニア州サンルイスオビスポ(San Luis Obispo:SLO)郡と障害のある米国人法(ADA)に基づき、郡刑務所の障害者のアクセシビリティ問題をめぐって和解に達したとのことです。

ADAは、刑務所や刑務所を運営する政府機関は、移動障害のある受刑者も、障害のない受刑者に提供されるすべての活動に平等にアクセスできるようにしなければならないとしています。

司法省は、義足を使用するSLO刑務所の元受刑者から、シャワー等がアクセシブルでないという苦情を受けて調査したところ、移動障害のある受刑者が刑務所施設に十分アクセスできないと判断し、施設の改修を求めていました。

和解により、SLO 刑務所は、施設の建築変更を行い、障害を持つ受刑者がアクセスできるようにします。また、関連するスタッフを訓練し、ADAコーディネーターを指定し、ADAにもとづく苦情手続きを導入します。さらに、元受刑者に慰謝料として175,000ドルを支払うこととなりました。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)https://disabilityinsider.com/2021/06/28/law/settlement-calls-for-changes-to-make-country-jail-ada-compliant/

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