[英国]北アイルランドで末期患者に対する社会保障給付延長

2021年6月30日、北アイルランドのディアドレ・ハーゲイ大臣(Communities Minister Deirdre Hargey)は、社会保障給付における末期患者に対する給付を延長する計画を明らかにしました。

英国では、個人独立支援手当(Personal Independence Payment:PIP)、生活支援手当(Disability Living Allowance:DLA)、参加手当(Attendance Allowance:AA)、雇用・生活支援手当(Employment and Support Allowance:ESA)、ユニバーサル・クレジット(Universal credit)の5つの社会保障給付には、医師が6か月以内に死亡することを診断した場合には、障害認定等の手続きを経ずに給付が行われるという特別ルールが存在します。これは、これらの人々に対する社会保障給付をできるだけ長く確保しようとするためのものです。

今回、ハーゲイ大臣は、この期間を12か月に延長すると発表しました。大臣は、「終末期の病気に陥ったより多くの人々が、社会保障給付を通じて迅速な経済的支援を受られることを意味する重要な前進です。」としています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)https://www.communities-ni.gov.uk/node/52431bills.parliament.uk/bills/2730

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