リハ協アップデート

「新ノーマライゼーション」2021年4月号

今回は、1996年(平成8年)からサービスを開始した障害者情報ネットワーク「ノーマネット」を紹介します。ノーマネットという名称は、全国からの公募で決まり、「ノーマライゼーション」と「ネットワーク」の意味をあわせもっています。全国の障害者関係団体、福祉施設、ボランティア団体などが情報発信できるサービスで、現在は約800の団体が参加して、ホームページやブログ、メーリングリストを活用しています。アクセス数は月間約30万程度あります。

他のインターネットサービスでは、ホームページやブログを無料で利用できるものも多くありますが、広告が入っていたり、サポートがなかったり、ページの表示が遅かったり、勝手に終了させられたりなど、デメリットも多いのが難点です。厚生労働省の助成事業として運用しているため広告の表示はなく、サポートもあり、ページ表示の速度も安定しているのがノーマネットの特徴です。

事業体であれば情報提供団体として登録が可能で、ホームページやブログ、メーリングリストも無料で利用できます。すでに事業体としてホームページを作成している場合でも、情報提供団体として登録すれば、ノーマネットからのリンクによりアクセス数の増も期待できます。

また、「ノーマネットぼっくす」というサービスも人気です。掲示板の機能なのですが、研修会などのお知らせをノーマネットのトップページからお知らせできるサービスです。情報を収集する利用者は主に障害のある人や障害を研究する人たちが多く、双方向にコミュニケーションをする場所としても活用されています。他の無料のホームページやブログを利用しているようでしたら、「ノーマネット」で検索すると上位に表示されますので、一度訪ねてみてください。(I)

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