[米国]DC控訴裁判所が電気刺激装置の使用を是認

以前、紹介しましたように、2020年3月4日、米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration:FDA)は、自傷行為または攻撃的な行動を抑制するために使用される電気刺激装置(electrical stimulation devices:ESD)を禁止する規則を発出しました。

しかし、それに対して米国で唯一その装置を開発・使用している精神障害者のための教育施設JUDGE ROTENBERG EDUCATIONAL CENTERとその利用者の親および保護者からその見直しの申し立てがなされました。それに対して、2021年7月6日、コロンビア特別区巡回区合衆国上訴裁判所 (United States Court of Appeals District of Columbia Circuit)は、FDAはすでに認められた医療機器の特定の用途だけを禁止する法的な権限をもっておらず、それは医療従事者の権限を制限しており、連邦法(21 U.S. Code § 396)に違反しているという裁定(No. 20-1087 THE JUDGE ROTENBERG EDUCATIONAL CENTER, INC.,PETITIONER v. UNITED STATES FOOD AND DRUG ADMINISTRATION, ET AL.,RESPONDENTS)を下しました。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.cadc.uscourts.gov/internet/opinions.nsf/C32A7577ED02127D8525870A00555511/$file/20-1087-1905079.pdf

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