[ラオス]国連開発計画が障害者団体の活動を助成するプロジェクトを開始

国連開発計画(United Nations Development Programme:UNDP)は、2021年8月12日、障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities: CRPD)と国内法の実施のための取組みを支援するために、ラオスの障害者組織に対して、最大20,000米ドルの助成金を提供するためのプロジェクトの募集を開始しました。

ラオス政府は2009年にCRPDを承認し、それ以来、障害者を直接対象とする新しい法令等を発してきました。例えば、障害者および高齢者に関する法律(法律第57号)、障害者および高齢者に関する国家戦略および行動計画などです。また、ヘルスケア法(法律第58号)、教育法(法律第62号)、利益税法(法律第67号)、社会保障法(法律第54号)、インクルーシブ公教育に関する国家戦略と行動計画、第9回国家社会経済開発計画等の一般法令等においても、障害者を取り上げてきました。

障害者および高齢者に関する法律では、政府に対して、障害者および高齢者のための全国委員会(National Committee for Disabled People and Elderly:NCDE)を設立し、CRPDの実施に関連するすべての活動、ならびに障害に関連する国内の法律および政策を監督および促進することを求めています。

助成の対象となる事業は、(1)障害者の権利と利益の認識、理解、認識の向上、(2)障害データの収集、(3)政策立案に関するNCDEおよびその他の政府機関へのコンサルテーション、(4)障害者および障害者インクルージョンの分野で活動する他の組織の強化、(5)コミュニティに着目した障害者やその家族等に対する直接的な社会サービス提供等で、これらに限定されません。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.la.undp.org/content/lao_pdr/en/home/presscenter/pressreleases/2021/08/undp-grant-for-organizations-of-persons-with-disabilities-to-adv.html

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