[国交省]「知的・発達障害者等に対する公共交通機関の利用支援に関する検討会」を開催

令和3(2021)年9月6日、国土交通省は、令和3年度第1回「知的・発達障害者等に対する公共交通機関の利用支援に関する検討会」を開催しました。

知的・発達障害者等は、外出することに不安を感じたり、いつもと違う状況になるとパニックになってしまう傾向にあるため、外出に対する不安を軽減し、安心して公共交通で外出できる環境を整備することが重要です。

これらの人々の支援要請者の数は近年増加傾向にあり、今後も増加することが見込まれていますが、外見から障害があることが分かりにくいことなどから、公共交通事業者に支援のノウハウがないことやその必要性が公共交通事業者側に十分浸透していません。

そこで、本検討会は、公共交通事業者向けの知的・発達障害者等を対象とした利用体験実施マニュアルを作成し、公共交通事業者による自主的な利用体験の実施を促していくことを目的として令和2年7月に設置されました。

令和 2 年度においては、知的・発達障害者等及びその家族や公共交通事業者へのアンケート・ヒアリング等による利用体験の実態調査とニーズ調査を行い、その結果を踏まえ、学識経験者や当事者団体、公共交通事業者等を委員とする有識者会議において、利用体験プログラム(案)と利用体験実施マニュアル(案)が作成されました。

令和3年度には、交通事業者の協力の下、実際に知的・発達障害等の当事者の方々が参画する「利用体験プログラム」を試行し、そのフィードバックを行う等、これまでの検討内容の更なる深度化を進め、公共交通事業者向けの利用体験実施マニュアルを年度内にとりまとめることとしています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000307.html

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