[厚労省]身体障害者補助犬の認定要領の見直しに係るワーキンググループとりまとめを公表

令和3(2021)年10月22日、厚生労働省は、「身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方検討会」において、同検討会が設置した「認定要領の見直しに係るワーキンググループ」のとりまとめ」を公表しました。
同ワーキンググループは、「身体障害者補助犬の訓練及び認定等のあり方検討会」における議論を踏まえ、補助犬の質の向上や使用者の視点から介助犬・聴導犬の認定要領の見直しを行うために設置され、令和3年7月 から9月まで、3回の議論を経てとりまとめられました。
とりまとめの概要は以下のとおりです。

○指定法人に対する認定申請については、審査の標準化や透明性の確保、使用者の負担軽減が期待できることから、様式の統一化を検討することが適当である。
○認定審査における犬の動作の実地検証に際してリモート方式(録画又はリアルタイムによる動画)を活用することについては、指定法人の遠隔地に在住する使用者の負担軽減に資することやICT技術の向上等を踏まえ、活用可能であることを明確化するとともに、指定法人の所在地が限定されていることを踏まえ、使用者負担軽減の観点から活用を進めていくことが適当である。
○審査委員会に参画する審査委員については、それぞれの職種に応じて、審査における役割等を明確にしておくことが重要であり、標準化を検討することが適当である。
○指定法人における認定審査においては、使用者の自立と社会参加を促進する観点での審査も意識する必要があると明確化することが適当である。
〇認定要領について、指定法人相互の運用方法を把握できるるように、今後、指定法人が一堂に会する場を設け、それぞれの実態を踏まえつつ、指定法人間で丁寧に意見交換を行いながら、検討を具体化させていく。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000151161_00024.html

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