[オーストラリア]新しい国家障害戦略を発表

2021年12月3日、政府は「オーストラリア障害戦略 2021-2031(Australia’s Disability Strategy 2021-2031)」を公表しました。

同戦略は、国家障害戦略2010-2020の後継にあたるもので、今後10年間の政府のすべてのレベルで取り組まれる障害者政策の枠組みを定めています。

オーストラリアには、人口の6分の1、440万人の障害者が生活しており、同計画では、インクルーシブなコミュニティづくりを基本に、すべての生活面においてインクルージョンとアクセシビリティの実現を目標にしています。

基本的な視点は、障害者が地域の構成員として等しくその潜在能力を発揮できるインクルーシブなオーストラリア社会の構築であり、目標として、障害者のインクルージョンに向けた国家的リーダーシップを提供する、障害者のインクルージョンのための公共政策のすべての分野における活動を指導する、障害者のための施策の改善のためのサービスとシステムを中心的な施策とする、よりインクルーシブな社会を実現するためにコミュニティ全体に情報提供し関与を求めることを掲げています。

具体的には雇用・社会保障、家庭・コミュニティ、安全・権利・正義、個人・地域支援、教育・学習、健康・福祉、心のバリアフリーについて戦略を述べています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.disabilitygateway.gov.au/ads/strategy

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