[ニュージーランド]「健康と障害のためのデータと情報戦略」を発表

2021年12月10日、保健(Ministry of Health)省は、「保健と障害のためのデータと情報戦略(Data and Information Strategy for Health and Disability)」と、その5つの優先分野における一連の行動を概説した「ロードマップ 2021-2024(Roadmap 2021-2024)」を公表しました。

ニュージーランドでは、医療情報のデジタル化とその共有のための大規模な改革が進行中で、個人の医療データを1か所でデジタル管理し、医療機関やその他の民間組織がそのデータを利用できるようにし、質の高い医療を効率的に提供できるようにすることを目指しています。ただし、その際に個人情報の管理には最大限の注意を払い信頼できるシステムにすることとしています。

障害者に関しては、健康情報に加えて障害関連の情報も含まれることから、この戦略は、障害関連の情報に関して収集されたデータや情報を最大限活用できるような内容にするために障害関連機関に助言するとともに、障害者個人が自分の情報を自ら管理できるようにすることを目的としています。

障害関連の枠組みとしては、すでに、Hira (National health information platform)というプロジェクトが進行中で、今後3年間で1億7000万ドルの予算をかけて、その整備をすることになっていますが、この戦略は、その改革を支援することを目的としています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.health.govt.nz/news-media/media-releases/improving-data-management-better-health

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