[厚労省]介護保険のリハビリテーションサービス提供体制に関する報告書を公表

令和2(2020)年7月14日、厚生労働省は、「要介護者等に対するリハビリテーションサービス提供体制に関する検討会(報告書)」を公表しました。

同検討会は、「介護保険制度の見直しに関する意見(令和元年 12 月 27 日)」(社会保障審議会介護保険部会)において、「リハビリテーションについて、どの地域でも適時適切に提供されるよう、介護保険事業(支援)計画での対応を含め更なる取組の充実が必要である」とされたことから、これを踏まえ、第8期介護保険事業(支援)計画における要介護者等に対する、訪問リハビリテーション事業所、通所リハビリテーション事業所、介護老人保健施設及び介護医療院におけるリハビリテーションサービスの役割や整備目標等を検討するために令和2年4月23日に設置されました。

検討会が4回開催され、報告書が作成されました。

報告書では、ストラクチャー指標、プロセス指標、アウトカム指標という3つのリハビリテーション指標が提起されています。

ストラクチャー指標とは、介護保険における介護サービスを提供する施設や事業所の物的資源、人的資源、地域の状態像等を表す指標です。また、プロセス指標とは、介護サービスを提供する施設や居宅介護支援事業所との連携、事業所の活動や、事業所や施設間の連携体制を測る指標です。さらに、アウトカム指標とは、高齢者や要介護(支援)認定者の状態像の特徴や変化を測る指標です。これらの3つのリハビリテーション指標を保険者及び都道府県が介護保険事業(支援)計画の策定や進捗管理、評価を実施するためのリハビリテーションサービス提供体制の指標として活用することを提案しています。

第8期介護保険事業(支援)計画においては、ストラクチャー指標、プロセス指標を優先的に活用していくこととしています。
詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_12394.html

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