[福祉機器]GoogleがLookoutの機能を強化

2020年8月11日、Googleは、Android端末の5つの機能強化について発表しました。その5つの中に視覚障害者用の読み上げアプリ「Lookout」の機能強化があります。

「Lookout」は、画面に映し出された人、モノなどを識別したり、文字を読み上げたりして、視覚障害者の周囲の環境を説明してくれるアプリです。スマートホンを首からぶら下げたりシャツのポケットに入れて、前方を撮影する状態にしておくことをGoogleは推奨しています。

今回機能強化されたのは、食品の識別機能を高めたことと、長文の読み上げに対応したことです。 食品の識別機能では、単に商品の種類だけではなく、商品の詳細も説明します。例えば、「マスタード」だけではなく、「ピックルス入りマスタード、14オンス」など説明します。単にラベルを読み上げるだけでなく、商品のデータベースをもっていて、バーコードなども活用しながら解説を加えるようです。

また、長文の読みについては、スナップショットで文書全体を撮影することでスクリーンリーダーのように読み上げるというものです。

「Lookout」は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語に対応していますが、今回の強化は英語のみであるとのことです。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://blog.google/products/android/five-new-android-features--/

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