令和4(2022)年1月28日、厚生労働省は、第1回「言語聴覚士学校養成所カリキュラム等改善検討会」を開催しました。
近年、超高齢社会の進展に伴う障害の重度化と病態の複雑化への対応、特別支援学校・学級等における専門職としてのニーズの拡大等により、言語聴覚士に求められる教育が変化していること、また、言語聴覚士の質の向上を図るために、必要な単位数や臨床実習の在り方等についても見直しが求められていること等から、言語聴覚士学校養成所のカリキュラム等の検討を行うことを目的として同検討会が設置されました。
検討内容として、「言語聴覚士学校養成所指定規則」、「言語聴覚士養成所指導ガイドライン」等の教育に関連する見直しとして、次の項目が示されています。
(1)教育内容及びその単位数の見直し
(2)臨床実習の在り方について
(3)専任教員の要件について
(4)その他
令和4年6月頃に最終報告をとりまとめ、法令関連を改正、準備期間を経て令和6(2024)年4月入学生から適用予定とのことです。
なお、言語聴覚士の免許取得者数(令和元年12月31日現在)は32,833名、医療従事者数(平成29年10月1日 医療施設調査・病院報告より)は、病 院15,781名(常勤換算数)、診療所858名(常勤換算数)、学校養成所数(令和3年4月1日現在) は74校、定員2,995名とのことです。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_533684_00010.html