[国交省]「道路の移動等円滑化に関するガイドライン(案)」を公表

令和4(2022)年1月13日、国土交通省は、令和2年5月改正のバリアフリー法や令和3年3月改正の道路移動等円滑化基準の内容を踏まえた「道路の移動等円滑化に関するガイドライン(案)」について議論するため、令和3年度第1回「道路空間のユニバーサルデザインを考える懇談会」を開催しました。

当日は、事務局から「道路の移動等円滑化に関するガイドライン(案)」が示され、意見交換の後、対応方針も含め了承されたとのことです。

新しいガイドライン(案)には、次のような特徴があります。

  •  道路の移動等円滑化整備ガイドライン(平成23年改訂)を参考に、整備の基本的な考え方を示し、「◎道路移動等円滑化基準に基づく整備内容」「〇標準的な整備内容」「◇望ましい整備内容」に分けて記載し、参考となる知見や事例等を充実
  •  旅客特定車両停留施設の構造と旅客特定車両停留施設を使用した役務の提供について、公共交通機関のガイドラインを参考に記載
  •  整備を行う上で重要となる、関係機関(関連部局、事業者間等)の連携、当事者参加の考え方、「心のバリアフリー」の推進に関する記載を充実
  •  自治体へのアンケート調査及びヒアリングを実施し、ユニバーサルデザインに関する好事例や取り組む際の留意点について記載
  •  新たな道路施策(ほこみち、ゾーン30プラス、自動運行補助施設を活用したバス停への正着制御等)におけるユニバーサルデザインへの配慮
  •  ICTやデジタル等の最新技術を活用した事例等の記載を充実

今後、2月にパブリックコメント、3月にガイドライン発出という流れになるとのことです。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/universal-design/

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