[国交省]駅ホームにおける音響案内装置整備状況に関する調査結果概要を公表

令和4(2022)年1月28日、国土交通省は、「駅ホームにおける音響案内装置整備状況に関する調査結果概要」を公表しました。

視覚障害者を誘導するために設置されている駅ホームの音響案内装置は、移動円滑化基準に基づくガイドラインでは、ホームの長軸方向(線路と平行な方向)に向けること等に配慮するとされています。

ところが、昨年11月11日、JR渋谷駅の埼京線ホームに設置されている視覚障害者用の音声案内スピーカーが、線路と平行な方向に向けられていないため、視覚障害者が線路に転落する恐れがあるという新聞報道がありました。

報道を受けてJR東日本が調査した結果、東京や神奈川、宮城、福島など11都県の59駅、計112台が不適切な向きに付けられていたと11月26日に発表しました。さらに、国土交通省は、全国の鉄軌道事業者が整備している音響案内装置の設置状況の調査を行っていました。

その結果、改修を要する装置は、昨年11月末時点で、113駅で238台あり、このうち昨年12月末までに166台は改修済みで、残りの72台についても今年度末までに改修される予定とのことでした。(うち、36台は今月中改修予定)

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001461512.pdf

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