[米国]障害学生に対する性的暴力と戦う法案を提出

2022年1月11日、Casey, Robert P., Jr.上院議員らは、「安全で公平なキャンパス資源と教育に関する法律2022(Safe Equitable Campus Resources and Education Act of 2022:SECuRE)」案を第117回連邦議会に提出しました。

この法律案は、障害のある学生に対する性的暴力への対応を改善することを目的としており、学生全体に対する性的暴力への大学当局等の対応を規定したクレーリー法(CLERY ACT)を改正し、障害学生の保護を強化するという内容になっています。具体的には、次のような改正が示されています。

  • 障害学生が受けた性犯罪、家庭内暴力、デート暴力、ストーカー事件の数を別に報告する。
  • 緊急対応と避難に関するキャンパスポリシーに障害学生のニーズを明確に規定する。
  • クレーリー法が求める報告書、資料、情報を、アクセス可能な形式でタイムリーに利用可能にする。
  • リスク軽減のための予防および啓発プログラムにおいて、障害学生を標的とした虐待行為や攻撃を明確に対象にする。
  • キャンパスのセキュリティ担当者やクレリー法が求める情報の提供責任者が、障害学生と協力するように訓練されていることを保証する。

詳しくは下のサイトをご覧ください。

なお、同様の法案は、115回及び116回連邦議会に同議員により提出されていますが、成立しませんでした。今回3回目の提案です。
https://www.congress.gov/bill/117th-congress/senate-bill/3471/text

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