[米国]アムトラックが被害を受けた障害者に200万ドルを支払い

2022年1月12日、司法省(Department of Justice)は、障害者差別に関する和解によってアムトラックが1500人の障害者に200万ドルを支払ったことを発表しました。

以前にも紹介しましたが、米国の鉄道会社大手のアムトラック(Amtrak)は、「障害のあるアメリカ人法(Americans with Disabilities Act: ADA)」制定から20年後(2010年7月26日)までに鉄道駅をアクセシブルにする義務があったのですが、それを守っていなかったためにアメリカ政府から訴えられ、2020年12月2日に和解が成立しました。その和解において、アムトラックは、以後10年間に、135の都市間鉄道駅をアクセシブルにする改修にとりくむことやスタッフの訓練等も実施することを約束していました。

また、和解金として225万ドルを支払い、それをもとに基金を設立し、利用に大きな問題があった78駅を利用した障害者に補償金を支払うとしていました。約1年をかけて、その利用者が確定し、その補償金支払われたとのことです。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.justice.gov/opa/pr/amtrak-pays-over-2-million-individuals-disability-settlement

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