[英国]高等裁判所が政府の国家障害戦略を違法と認定

高等裁判所が国家障害戦略を違法と認定しました。

2021年7月に政府が発表した国家障害戦略に対して、公表前に実施された調査が不十分で十分な情報を得られていないという理由でミリアム・バインダーさん、ジャン・イブリーさん、ダグ・ポーリーさん、ヴィッキー・ホンさんの4人の障害者が異議を唱え司法審査を請求しました。

国務長官が英国障害者調査(2021年1月に開始)という形で国家障害戦略について障害者と協議をしたと考えられるが、その際、戦略についての十分な情報を提供しなかったと申立人は主張しました。

政府は、調査は協議ではなく情報収集の手段であり、したがってそのような情報を提供する必要はないと主張しました。

これに対して、2022年1月25日、高等裁判所は、調査設計に問題があり、障害者等に十分相談することができなかったことから、国家障害戦略を違法であると認定しました。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.bailii.org/ew/cases/EWHC/Admin/2022/105.html

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