[文科省]「これからの特別支援教育を支える学校施設の在り方について」報告書を公表

令和4(2022)年3月30日、文部科学省は、「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」による報告書「これからの特別支援教育を支える学校施設の在り方について~子供たちが共に学ぶ場、多様な学びの場にふさわしい環境づくりを目指して~」を公表しました。

「学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議」には6つの部会があり、その一つの「特別支援教育の在り方を踏まえた学校施設部会」によりとりまとめられました。

報告書では、次の5つを提言しています。

1.障害のある子供と障害のない子供が共に学ぶ場、多様な学びの場の整備
 ▷障害のある子供と障害のない子供が共に学ぶ場の整備
 ▷特別支援学級、通級による指導への対応
 ▷施設の併置・併設等の多様な設置形態への対応
2.一人一人の教育的ニーズに応じた教育を支えるための施設の充実
 ▷障害種別の対応
 ▷特別支援教育におけるICTの活用と個別最適な学び・協働的な学びへの対応
 ▷医療的ケアへの対応
 ▷自立と社会参加への対応
 ▷関係機関の連携強化による切れ目ない支援への対応
 ▷特別支援教育を担う教職員のための施設面での対応
3.地域のコミュニティの拠点としての機能の充実
 ▷災害時における福祉避難所等としての役割を踏まえた対応
 ▷生涯学習、保護者・地域住民等との関わり
4.社会的要請を踏まえた安全・安心・快適な空間づくり
 ▷バリアフリー・ユニバーサルデザイン
 ▷特別支援学校の教室不足への対応
5.その他、特別支援学校の施設について他の学校種と共通して充実を図るべき事項
 ▷新学習指導要領への対応
 ▷ICT環境の充実
 ▷学校施設の安全性や衛生環境等の確保、環境負荷低減、防災機能の向上
 ▷長寿命化への対応
 ▷幼児児童生徒の多様化への対応
 ▷教職員の働く場としての機能向上
 ▷地域との連携・協働の推進

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/toushin/1414523_00005.htm

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