[UN]第26回会期障害者権利委員会を開催

2022年3月7日から25日まで、国連障害者権利委員会が開催されました。会議は、ハイブリッド方式で行われました。

同委員会では、ハンガリー、ジャマイカ、メキシコ、スイス、ベネズエラからの政府報告を審査し、最終所見を採択しました。その主な内容は次の通りです。

 ハンガリー:障害者が自己決定できる制度を構築すること、また、地域で平等に暮らせるようにすること。
 ジャマイカ:障害者の権利を守るための法整備を急ぐことやその実施体制の確保、また、国家人権機関の設立すること。
 メキシコ:障害者が地域で生活できるようにするための戦略を策定するとともに、女性が司法制度を平等に活用できるようにすること。
 スイス:各種法律に障害者の権利を盛り込むこと、知的障害者や社会心理的障害者の脱施設化をすすめること。
 ベネズエラ:障害のある女性および女児を保護するための公共政策を採用すること、また、公共機関等への物理的アクセスを確保すること。

他に、欧州連合の第2回および第3回合同報告書の事前質問を採択しました。

第27回会合は、2022年8月15日から9月9日までジュネーブで開催される予定で、バングラデシュ、中国、香港、マカオ、インドネシア、日本、ラオス、ニュージーランド、韓国、シンガポールからの報告を審査する予定です。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://tbinternet.ohchr.org/_layouts/15/treatybodyexternal/SessionDetails1.aspx?SessionID=2538&Lang=en

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