令和5(2023)年3月3日、国土交通省は、令和3年度の移動等円滑化に関する実績の集計結果の概要を発表しました。この概要は、公共交通事業者等から提出された移動等円滑化取組報告書又は移動等円滑化実績等報告書の集計結果(令和4年3月31日現在)をとりまとめたものです。公共交通機関におけるバリアフリー化の進捗状況は次のとおりです。
○旅客施設(※1) ・段差の解消 93.7%(93.0%) ・視覚障害者誘導用ブロックの設置(※2) 42.8%(39.4%) ・案内設備の設置 76.9%(75.1%) ・障害者用トイレの設置 91.8%(91.8%) ・鉄軌道駅のホームドア又は可動式ホーム柵 全鉄軌道駅 2,337番線(2,192番線) 1日当たり平均利用者数10万人以上の鉄軌道駅 406番線(334番線) ○車両等 ・鉄軌道車両(※3) 52.4%(48.6%) ・ノンステップバス 65.5%(63.8%) ・リフト付きバス等 6.0%(5.8%) ・空港アクセスバス 37.6% ・貸切バス 1,157台(1,066台) ・福祉タクシー(UDタクシーを含む) 42,622台(41,464台) ・旅客船 55.0%(53.3%) ・航空機 100%(99.7%) |
(※1)「鉄軌道駅」及び「バスターミナル」については、1日平均利用者数が3,000人以上の旅客施設及び2,000人以上3,000人未満で基本構想における重点整備地区内の生活関連施設である旅客施設、「旅客船ターミナル」及び「航空旅客ターミナル」については、1日平均利用者数が2,000人以上の旅客施設。また、旅客施設の各項目の実績値については、集計対象である旅客施設の総施設数が前年度から変動した影響を受けている。
(※2)「視覚障害者誘導用ブロックの設置」については、「公共交通移動等円滑化基準」に適合している旅客施設数をまとめている。
(※3)「鉄軌道車両」については、「公共交通移動等円滑化基準」に適合している車両の数をまとめている。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000349.html