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国会議員からの挨拶

黒岩 宇洋氏

私、新潟3区選出の民主党衆議院議員、黒岩宇洋と申します。もともと高齢者介護や障害者福祉を基盤とする活動をしていた会社の職員だったこともあり、参議院を1期やったのですが、障害者の皆様の暮らしを支える活動に力を入れてきたつもりでございます。著作権法の改正で点字図書館のテープの貸し出し等で、著作権とは直接は関係ないのですが、運用上の問題で、視覚障害者の方以外の障害のある方などへの貸し出しがなかなかできないという状況が以前から続いておりまして、こういったことを緩和するよう、当時の文化庁の方々ともいろんな意見を交わしたこともございます。
今回、大幅な改正ということで、様々な障害のある方、特に発達障害の皆様にもいろんな意味でのアクセスが広がったというこの状況をさらに運用面でも支えるために、これから取り組んでいきますので、どうぞ皆様方のさまざまなご指導をお願いします。今日は本当にありがとうございます。

山本 博司氏

皆さん、こんにちは。公明党の参議院議員の山本博司でございます。今、厚生労働部会の部会長代理をさせていただいておりまして、公明党の障がい者福祉委員会の事務局長をさせていただいております。比例区ということで、四国・中国地方を主に巡らせていただいています。
私にも知的障害の娘がおりますので、障害者施策が今の海外より遅れているという状況がありますので、少しでもお手伝いをしていきたいと思います。また以前、IBMに勤めておりましたので、情報のアクセシビリティを含めてどうしたらいいかも関わらせていただいています。今日は少しでも皆様のお話を聞かせていただいて反映したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

山本 香苗氏

同じく公明党の山本香苗と申します。本日はタイムリーなときにこのような形で、シンポジウムを会館で開いていただきまして、本当にありがたいと思っています。日頃から河村先生をはじめとしまして関係者の皆様には大変お世話になっております。ありがとうございます。
本日は、今お話がありましたとおり来年1月から施行の著作権法の残された課題というものを我々議員もしっかりと認識をさせていただいて、意識を共有させていただきたいということとともに、我々が通した法案ですので、そこにつけました付帯決議の中に、国会図書館において電子化された資料については「情報提供施設でも図書館の重要性に鑑み、読書に困難のある障害者等への情報提供を含め、その有効な活用を図ること」という形になっていまして、先ほどお話がありましたとおり、発達障害の方も含まれたしっかりした情報保障というものができなければならないわけでありまして、こういうことも一緒に進めてまいりたいと思っております。
河村先生も、また山中さんもいらっしゃいますけれども、DAISY形式の教科書というものを早く無償で提供できるようにすること。これは党派を超えてしっかりやっていかなければならないことだと思っておりますので、黒岩さんも来ていただいていますが、しっかり進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

小宮山 泰子氏

皆さん、こんにちは。民主党衆議院議員、小宮山泰子でございます。本日、この会場、10年ぶりということでシンポジウムのお手伝いをさせていただきました。民主党の障がい者政策推進議員連盟事務局長をさせていただいております。この会自体は、もう4年前になりますが、障害者自立支援法が強行採決されたのを機にしっかりとこれを変えていかなければならない、そのために民主党の中の有志を正式に集めまして活動を続け、いろんな団体からのヒアリングも続けさせていただいています。
今、国際条約の批准の問題も含めまして、障害者施策、日本は遅れていると思っております。この点に関しましては、やはりきちんと多くの方々の意見を聞いて、そして本当の意味で、多くの人たちが障害のある方もない方も一緒に生きられる、そして安心して暮らせる日本をつくっていけるよう頑張っていきたいと思っております。
これを機会に、なかなかご縁のなかった団体さん、特に政権党とお付き合いをするという趣旨でお付き合いされていたというのが、民主党が野党のときにこの議員連盟を立ち上げたところもございますので、きちんとその点は広く皆様と手をつなぎ、気持ちを合わせ、頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ちなみにこの議員連盟、現在140名を超す民主党での一番大きいといわれる議員連盟になっております。そのこともお伝えをさせていただき、多くの皆様と一緒に歩んでまいりたいという議員が民主党にいることもお伝えをさせていただき、本日の盛会を祈りましてご挨拶といたします。今後ともよろしくお願いいたします。

城内 実氏

静岡7区選出の城内実であります。来年1月1日から改正著作権法が施行されるということですが、やはり著作権をある程度制限できたのはよいのですが、インターネットにおける映像についてはダメだとか、まだまだ課題がたくさんあると思うのです。例えば個人的な話をしますと、私の後援会副会長は障害者の方でありまして、メールでいろいろコミュニケーションをしているのですけれども、彼が言うのは、バリアフリーといってもコンテンツの面でのバリアフリーが本当に不十分であるということであります。この点について、私は文部科学委員会の委員ですので、著作権者の権利を守るのもいいのですけれども、これからまさに障害者に対する実質的なバリアフリーを推進する上でも、コンテンツ面でもしっかりともっと著作権を制限していかなければと強く感じている次第であります。私も微力ながら文部科学委員会で質問等をし、あるいは文部科学省、文化庁等にも働きかけて、どんどんやっていきたい。
私はヨーロッパに10年ほどおりましたヨーロッパと比べると日本は、障害者の方に対する配慮はまだ遅れているのが現状ではないかと思います。G8のメンバーなのですから、障害者の方に対する配慮も先進国並みに高めていくのが、これからの日本の課題であると確信しています。

井戸 まさえ氏

今日は途中になって申し訳ございません。先日はDAISY教科書の普及についていろいろとレクチャーを受けさせていただいて、私も親の一人として、とにかく一刻も早くこれをしていかなければいけないのではないかと思っています。
子どもたちの学ぶ機会を、この教科書があれば、皆さんと同じように持つことができるのですが、いわゆる出版物だと読めない子たちがデジタルなものを見ると、本当に水を得た魚のように引き込まれ、そして学習が進むこと、親の会の皆さんも実感しているところでもあると思うので、ぜひともお願いしたい。
あと、やはりこういうことをやるのに全部ボランティアの方々が支えているのには、なかなか限界があると思うのですよね。なのできっちりとその辺にも財政措置をしていかなければいけないということも感じておりますので、私たちも一丸となって頑張ってまいりますので、今後ともいろいろ教えてください。ありがとうございました。