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デイジー活用事例集 小学校低学年

縦書きは、右から読むことを覚えた。絵本やパソコンに興味を持つようになった

東京都大田区立池上小学校教諭 小野 政美

1.本人の現況

小学校1年生の女子。診断は、広汎性発達障害で、全体的に穏やかな発達。本で字を読むことに抵抗があった。デイジーを使用する前には、読みに関する支援は受けていなかった。また、現在もデイジー以外の読みの支援は受けていない。

2.デイジーの活用による支援

デイジーの使用を始めたのは、小学1年の6月頃からで、ひらがな50音が半分程度読める状態だった。担任の先生に勧められたことがきっかけで使いはじめて、現在も継続中である。小学生の国語を使用している。

パソコンを使用しAMISで再生している。家庭では、部屋で母親と宿題の音読で使用している。学校では、特別支援学級の全員(6名)で国語の授業で使用している。

デイジーを使用するようになって、自分から読んでみようとするようになった。また、縦書きは、右から読むことを覚えた。家にある簡単な絵本を読むようになっている。また、デイジーをきっかけにパソコンに興味を持ち、操作をしたがるようになった。

とてもわかりやすい教材で、速さ等も調節できるので、個々に合った成長の度合いで対応できたので良かった。幅広く教材があると良いと思う。

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