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「ディスレクシアへの読みの支援 -DAISYを使ってみよう-」
キャンペーンの一環として行った事前ワークショップについて

川本雅子
武蔵野美術大学非常勤講師

 

 私は、武蔵野美術大学で、教職研究室でワークショップ研究という授業を担当しています。ワークショップという言葉が授業名になったのは、この大学が初めてだと聞いています。芸術文化学科でも、ワークショップの実践の授業も担当しています。

 今回、野村さんから、ディスレクシアの子どもたちを対象にした、DAISYを使ったワークショップをやってほしいとお話をいただき、9月23日に、ワークショップを行いました。

ねらいは、今回、ディスレクシアのお子さんということで、みなさん、DAISYを使ったことのないお子さんでしたので、その子たちに、DAISYは、こんなに楽しいんだよということを伝えながら、その子どもたちの読みの手段のきっかけとしてこのワークショップを体験してもらいました。

 それに加えて、美術大学ですので、絵本というメディアを通して、1枚の絵から、たくさんの発想が広がるようなワークショップを企画しました。

 子どもたちは初めての子ばかりで、私も初めてですし、お子さん同士も初めてでしたので、なるべく、子どもたちが、自然と仲良くなりながら、自然とこの表現に触れて、DAISYのメディアを楽しめるよう、企画しました。

 今から12分の映像をご覧いただきます。ルームAでも、ずっと再生上映しています。私はそちらで待機していますので、もしもワークショップについて質問等あれば、そちらにお越しいただきたいと思います。

司会●
ありがとうございました。一番楽しかったのはどこでしょうか?

川本●
見ていただけば分かりますが、最初は何かやってと言っても、「嫌だ嫌だ」と編集しきれず入っています。 最初の方は、こちらになかなか集中できないとか、私は自閉症のお子さんの造形ワークショップもやっていますが、自閉のお子さんとはちょっと違って、皆、ゴロゴロ床に寝ころんでしまったりなどありましたが、どんどん子どもたちが集中して、笑顔が増えていくのが、映像から分かると思います。 ナレーションの練習など、絵を描くのは、子どもたちは楽しんでいましたが、始めてのナレーションについては、DAISYというのは、パソコンに取り込むとき、区切りが大事で普通の音読とは違います。一生懸命区切りながら読んでくれている様子が分かります。

司会●
ありがとうございました。では、ビデオをスタートしてください。

~ビデオ上映~