「DAISYの新時代―EPUB3とDAISYの連携によるインパクト」
開会挨拶
湯澤 茂男
日本障害者リハビリテーション協会 事務局長
皆さん、こんにちは。日本DAISYコンソーシアム事務局を担当しております日本障害者リハビリテーション協会の湯澤と申します。よろしくお願いいたします。 本日は、日本DAISYコンソーシアムが主催いたします講演会「DAISYの新時代―EPUB3とDAISYの連携によるインパクト」にご参加いただきましてありがとうございます。
DAISYコンソーシアムは、1996年5月に非営利の国際共同開発機構として日本、スウェーデン、イギリス、スイス、オランダ、およびスペインにより設立されました。今年で15周年を迎え、会員は50カ国以上になっております。
日本からの会員は、設立時において、全国視覚障害者情報提供施設協会が正会員として参加し、その後、財団法人日本障害者リハビリテーション協会が共同で正会員となりました。2003年には、日本DAISYコンソーシアムを設立し、現在、正会員4団体、準会員2団体、賛助会員2つの企業の構成になっております。新しい会員も募っておりますのでご参加いただければ幸いに存じます。
昨年度より、電子書籍の出版が多くなってきておりますが、それに伴って障害者に配慮しましたアクセシブルな電子書籍としてDAISYの技術に注目が集まってきているように思われます。
本講演会におきましては、まもなく公式勧告が発表されますEPUB3とDAISYの連携について、その国際的な動向をDAISYコンソーシアムの会長である河村宏によりご紹介します。また日本におけるDAISYの取り組みとしまして、DAISY教科書の提供プロジェクトとサピエ図書館におけるDAISYオンライン事業についての報告を予定しております。
最後に、DAISYの関係団体や企業による展示を楽しんでいただく企画となっておりますので多くの皆様方に少しでも有意義なものとなりますよう、また様々な障害の方々のDAISY 活用促進の一助となれば幸いと思っております。 本日はよろしくお願いいたします。ありがとうございました。