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メッセージ

バングラデシュ人民共和国政府、社会福祉省大臣アドバイザーからのメッセージ

びわこミレニアム・フレームワーク(BMF)において発表された行動と目標について、国連アジア太平洋経済社会委員会(UN ESCAP)主導でこの地域における進捗の評価を図ったことを知り、私は大変喜ばしく思いました。BMFは2002年に宣言されましたが、この5年間の間に、それぞれの国において、また地域全体において、多くの前向きな変化をもたらしたことは疑いの余地がありません。

バングラデシュ政府は常に、地域的、国際的発展目標を固守するよう最大限の努力を払って参りました。BMFも例外ではありません。政府は、社会的弱者を見捨てたなら国家の発展はないとの信念を持っています。さらに、バングラデシュはBMFの準備、立ち上げ段階から積極的な役割を担っていましたので、この10年間の間に、障害者の生活と暮らしが確実に良くなるための責任と責務を負っていました。

資金的制約があったにもかかわらず、バングラデシュが国家全体でBMFの目標に対し成しえた業績は見事だと思います。私たちはバングラデシュにGOVT―NGO(政府とNGO)の共同作業の模範を築きました。ハンディキャップ・インターナショナル、および障害者との全国障害団体協議会(NFOWD)の協力を得て、社会福祉省主導の下、中間評価を通じてこれまでの業績を再び取り上げたことについて喜びを禁じ得ません。この報告書は、これらの業績の一部の結果です。しかし、欠落している事項もあります。

私は、バングラデシュ政府が将来、これらを発表できるよう力を尽くし、また改定びわこプラス5の目標を達成できるよう努力することを信じて疑いません。次のUN ESCAPの会合では、障害者の権利に関する国連条約を踏まえ、地域の参加者は知性を持って合意に至るでしょう。

この世界が障害をもつ人々を含め、全ての人々にとって、より良い場所になるよう協力しましょう。

Geeteara Safiya Choudhury

暫定政府アドバイザー

社会福祉省

バングラデシュ人民共和国政府

 

バングラデシュ人民共和国政府、社会福祉省次官からのメッセージ

「バリアフリー社会に向けて-バングラデシュにおけるびわこミレニアム・フレームワークの行動の中間評価」報告について紹介させて頂けるのは大変に光栄なことです。この5年間にバングラデシュが成しえた業績は、誠意ある決意、責務、そして政府の共同努力、特に社会福祉省とこの国で障害者のために働くNGOとの協力をなくしては達成できないものでした。

社会福祉省は大変有能な作業部会を立ち上げ、社会サービス部局長主導のもと今回の見直しのプロセスを監視、遂行いたしました。部会に属するハンディキャップ・インターナショナルと全国障害者団体協議会(NFOWD)の皆さまが、この膨大なレポートを提出して下さったことに深い敬意を表します。また、最後まで情報の提供を頂いた、他の省や部、数多くのNGO、そして民間の機関にもお礼を申し上げます。

報告書はこれまでの業績と経験に焦点を当てていますが、UN ESCAPが地域のためのびわこプラス5と名付けた一連の改正案に向けた中間評価を行っている大切な時期に公表されます。また、新・障害者の権利に関する条約を踏まえ、バングラデシュ政府は、障害者に関する問題に向けた国の責務について、視点を新たにしています。

障害に対する国の行動計画を受け、報告書は、社会福祉省が将来にわたり主導的、かつ調整的役割を担い、また他の省や部、NGO、民間企業、豊かな社会の協力を得て、バングラデシュにおける障害をもつ人々の権利と特権を定着させるために大いに役立つと思います。

最後に、バングラデシュにおけるこの膨大な見直しを支援して下さったDFID-UKに対し心からお礼を申し上げます。

M A Hye Howladar

事務次官

社会福祉省

バングラデシュ人民共和国政府

 

バングラデシュ人民共和国政府、社会サービス部部長からのメッセージ

「バリアフリー社会に向けて-バングラデシュにおけるびわこミレニアム・フレームワークの行動の中間評価」に関する包括的な報告を、私がここにご紹介させて頂けることを大変に光栄に思います。びわこミレニアム・フレームワーク(BMF)の参加調印国として、また準備段階において積極的な役割を果たした国として、バングラデシュは国家全体で、BMFにおいて発表された数々の目標を達成するという約束を守って参りました。これまでの期間全体を通し社会福祉省の下で、最初は省の中で、後には社会サービス部においてですが、作業して参りましたおかげで、私はバングラデシュ政府がここまでたどり着くために行った、総力を挙げての責務を経験するという特権を得ました。

社会福祉省が、見直しが宣言の意図にのっとり厳密に行われるよう確実に監視する責任を負った作業部会の責任者に、私を指名して下さったことを感謝いたします。また、社会福祉省、社会サービス部、障害者の発展のための国家基金、全国障害者団体協議会(NFOWD)、そしてチームに所属していた個々の方々の貢献に対しお礼を申し上げます。

ハンディキャップ・インターナショナルとNFOWDの代表の方々が、全面的、かつ継続的にサポートして下さったことも感謝しております。また、この機会をお借りし、開発における障害センター(CDD)、特に主任研究員のA H M Noman Khan氏と彼とともに調査にあたったチームの方々にお礼を申し上げたいと思います。皆さまの真剣な取り組みより、今回の結果を得ることができました。膨大な情報源から情報を集め、必要な情報を順序よくまとめる作業は大変骨の折れる仕事です。これらの情報の一つ一つについて、正確であるかどうか、また真実であるかどうかをさかのぼって調べるのは大変な仕事です。この見直し報告書は、政府とNGOとの共同作業のもう一つの例でしょう。

大変スケールの大きな問題を抱える国において、そしてそれらの問題に対し公正に取り組むために必要な資金が不足している国において、特に大変多くの救済すべき社会的弱者を抱える場合、政府が誠実に、総力を挙げて取り組んでも、常に目標を達成できるわけではありません。本報告書に記載される業績の数々には、限界が明らかなものもあります。しかし、びわこプラス5が改定目標を提案し、また政府は障害者の権利に関する条約に向け、新・障害に関する国家行動計画に大きな一歩を踏み出しました。

最後になりますが、本報告書についてのコメントや提案などを頂ければ幸いでございます。私どもは本報告書を正確で間違いのないようにするため、できる限りの努力を払って参りました。総力を上げての真剣なる努力にもかかわらず、誤植などがありました場合はお許し頂きたいと存じます。

Hafizul Islam Mian

部長

社会サービス部

バングラデシュ人民共和国政府

 

HIバングラデシュ国別担当ディレクターからのメッセージ

びわこミレニアム・フレームワーク(BMF)は、2002年に国連アジア太平洋経済社会委員会(UN ESCAP)によりまとめられたものです。アジア太平洋地域の政府、ならびに関係機関が、今後10年間(2003 – 2012)の間に障害者のためのインクルーシブでバリアフリーな、かつ権利に基づく社会を作るための行動に、地域の政策面で勧告を与えるものです。

バングラデシュはBMFに積極的なメンバー国です。びわこプラス5の名前の下、ハンディキャップ・インターナショナル(HI)と全国障害者団体協議会(NFOWD)は、「バングラデシュにおけるびわこミレニアム・フレームワークの行動の評価」について調査を行うことを計画いたしました。調査の主な目的は、BMFで定められた目標に対し、バングラデシュでの包括的な進捗を評価、見直しすることです。しかし調査には、国内外において障害に関し豊富な知識と専門性を有するということで、開発における障害センター(CDD)が選ばれました。

調査は政策、実施、効果のレベルに焦点を当て、国の事情を踏まえながら、びわこフレームワークの効果について総合的な評価をするものでした。アンケートやその他の資料を見直して情報を集めた結果、びわこの目標と戦略に比する徹底的な分析が行われました。

調査の最終報告書は、UN ESCAPのBMFに関する見直しのプロセスの中の国別評価において、社会福祉省をサポートする役割を果たすことでしょう。報告書は国内外で広まると思います。

調査結果は関係当局や関係機関にフィードバックされ、障害者に対する必要な介入の再考、またバングラデシュにおける障害者のニーズを検討するためのイニシアチブを加速させるものと私は信じています。

Blandine Le Bourgeois

国別ディレクター

ハンディキャップ・インターナショナル・バングラデシュ

 

全国障害者団体協議会(NFOWD)会長からのメッセージ

障害者の発展のための国家基金(NFDDP)は「バリアフリー社会に向けて-バングラデシュにおけるびわこミレニアム・フレームワークの行動の中間見直し」についての、この包括的な報告書を提出できることを大変光栄に、また喜びに感じております。バングラデシュがUN ESCAPの10年の目標に対し、その進捗についての国家評価報告書を作成するのは三度目になります。これまでの二つの見直しは、第一回UN ESCAP障害者の10年の中間見直しのために作成された1999年の「平等化に向けて」と、最終評価のために作成された2002年の「公正化に向けて」です。これら3つの見直し全てにおいて、NFOWDは社会福祉省と共同でかかわって参りました。

政府と緊密に連結して作業し、国家の発展にかかわる責任を分担するという、独特な「NGO文化」を持つという点で、バングラデシュは珍しい国です。これらNGOのうちおよそ400団体が特に障害分野で活動し、そのほとんどがNFOWDの傘下に入っています。ですから、今回の評価作業においても調査チームは、政府がとった行動だけでなく、BMFのゴールとターゲットに向けNGOが達成した事項についても詳細に調査しました。つまり、本報告書は政府・NGOの共同作業とBMFに対する貢献を良く反映していると思います。

開発における障害センター(CDD)は高い競争の末、バングラデシュ政府、ハンディキャップ・インターナショナル、およびNFOWDの代理として、見直しを遂行するために選ばれました。このような難しい仕事を立派に成し遂げた調査チームの方々には祝意を表したいと存じます。この機会をお借りし、この作業を遂行するために設置された作業部会で全霊を傾けて主導にあたった、社会サービス部局長、Hafizul Islam Miah氏にお礼を申し上げます。また、アドバイスや指導、サポートを恒常的に頂き、特にバングラデシュ政府の異なる省からの情報の収集にあたって頂いた、社会福祉省長官、M A Hye Howladar氏にもお礼を申し上げます。

またこの機会をお借りし、障害に対して深い関心を寄せて下さった社会福祉省の暫定政府アドバイザー、Geeteara Shafiya Chowdhury氏にもお礼を申し上げます。

最後に、財源なくして詳細にわたる見直しは達し得なかったでしょう。この機会をお借りし、このような素晴らしい仕事を達成するための資金を提供して下さったDFID-UKにお礼を申し上げます。

この機会をお借りし、バングラデシュにおける障害にかかわる作業に対しご支援頂いている、国内外の全ての支援者と後援者にお礼を申し上げます。

Khandaker Jahurul Alam

会長

全国障害者団体協議会(NFOWD)