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結 論

障害は社会的に不名誉なことであるという認識が社会に残っていることは知られている。しかし政府が、バングラデシュにおける障害者のためのインクルーシブでバリアフリーな、かつ権利に基づく社会を作るための行動の実施に向け主導を取ったことは、希望の兆しである。また、非政府セクターにおいても、多くの国内外、および地域のNGOが障害者のための活動を始めた。企業はこの問題に門戸を開き、雇用とその他の支援に新しい道を作っている。メディアも、電子媒体と印刷媒体の両方において、障害者に関する問題と見通しに焦点を当て、責任を示し始めた。

びわこミレニアム・フレームワーク宣言後、閣僚、NGO/DPOの代表、および障害者の間で対話やワークショップ、会議などが開催された。しかし、バングラデシュのような開発途上国において、障害者の分野で真の発展を見るためには、全ての関係部門による全面的な取り組みが不可欠である。

障害者とその支援団体、障害の分野で活動するその他の団体、および全ての支援者は、障害原因の予防、並びにバングラデシュ国民として同等の権利と特権を確立するための意識改革キャンペーンを強化する必要がある。BMFで具体的に示された目標と優先分野は、成功裏に前進するためのガイドラインとして、その機能を果たすであろう。