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主催者あいさつ

「CBR-コミュニティにおけるインクルーシブ開発を深める」

■進行説明

上野 それでは定刻になりましたので、これより国際セミナーを開会いたします。本日は日本障害者リハビリテーション協会主催の国際セミナーにご参加くださいまして、ありがとうございます。私は当協会の上野悦子と申しますが、本日の司会を・務めさせていただきます。

まず本日のプログラムを説明いたします。午前中には、WHOのチャパル・カスナビスさんにご講演いただきます。昼食後13時から午後の講演に移らせていただきます。午後には、途上国で展開しているコミュニティ・ベースの活動に携わっている5人の方から、それぞれの活動をお話しいただきます。その後休憩時間に、質問用紙を既にお配りしておりますので、そこにご記入いただきまして、それに基づいた質疑・ディスカッションを最後の1時間ほどで皆さまと行う予定です。

それでは講演に先立ちまして、主催者を代表して、日本障害者リハビリテーション協会の常務理事の片石修三よりあいさつ申し上げます。

■開会あいさつ

片石 皆さま、おはようございます。本日はセミナーに参加いただいて、ありがとうございます。実はちょうど去年、1年前にも、私どもの日本障害者リハビリテーション協会は、本日お見えのチャパル・カスナビスさんをお招きいたしまして、CBR、特にWHOでの取り組みを中心にお話しいただきました。大変好評でございましたので、改めてまた今回、こういう企画を実施させていただくこととなりました。今回は、東京都民生活協同組合の後援をいただきまして開催することといたしました。

CBR、特に発展途上国においての活動を学ぶということは、それ自体大変有意義なことでございますが、同時にCBR活動をよく知るということは、発展途上国と、例えば日本との国際協力・国際交流というものがどうあるべきかという点でございますとか、それから日本における、地域での、障害者をはじめ様々な方に対します支援のあり方にも、大いに参考になるという意味で、改めて今回このような計画をさせていただきました。

今回は、今、紹介がありましたように、チャパル・カスナビスさんからは、WHOの立場から、ガイドラインとか、そういうものについて広くお話をいただきます。それから、それに加えて各地での取り組み、途上国を中心にCBR活動に従事されている方々から各団体の活動を発表していただくということでございます。

今回の計画にあたりまして、チャパル・カスナビスさんには、また再度おいでいただきましてありがとうございます。それからインドからラジャ・プラタップ様、JICAのCBRプロジェクトの専門家としてシリアで活動いただいております中村さん、遠いところからありがとうございました。世界盲人会連合の田畑さん、松本大学の尻無浜さん、早稲田大学の西尾さんにもそれぞれ発表いただきます。また、全体のコーディネーターを務めていただきます琉球大学の高嶺さん、日本発達障害福祉連盟の沼田さん、それぞれ役割を果たしていただきますことにお礼を申し上げます。

日本障害者リハビリテーション協会では、これからもこのようなCBRとか、または国際協力、そういう面に関しまして、いわゆる国際セミナーというものをこれからもできるかぎり開催してまいりたい、そのように考えておりますので、またご案内申し上げましたときには、引き続きご参加いただければというふうに思っております。

それでは今日一日、どうぞよろしくお願いいたします。