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平成17年度 国際セミナー報告書
「アジア太平洋地域における日本の障害者支援」

はじめに

12月3日の国際セミナーでは、アジア太平洋地域における日本の障害者支援の実践について、さまざまな国内外の障害、分野の方々から貴重なお話しを伺う機会を提供出来ましたことを大変うれしく思います。

セミナーのプログラムで特記すべきことのひとつは、来日中のタイにあるAPCD(アジア太平洋障害者センター)の方々を国際協力機構のご協力により講師にお招きすることが出来たことです。APCDの活動紹介は、日本とタイ政府との協力がアジア太平洋の国と地域の障害者および障害関係者を支援するという立場の経験から得たことを理解するまたとない機会となりました。

また国連ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)の障害担当官による第2次アジア太平洋障害者の十年の現在の到達点への理解を深めることも出来ました。

セミナー参加者へのアンケートで今後関心のあるテーマへの質問に対し、社会開発と障害との関連、貧困問題、より深い専門性をともなう支援活動など、多伎に渡る回答をいただき、今後の活動への示唆をいただくことが出来ました。

セミナーでの講演記録を本報告書にまとめましたので、関係者の皆様に役立てていただければ幸甚に存じます。

なお、本セミナーの開催にあたり協賛いただいたJDF(日本障害フォーラム)、開催の機会をいただいた内閣府および財団法人国際障害者年記念ナイスハート基金、ならびに、ご後援、財政的支援をいただいた独立行政法人福祉医療機構には、心から感謝申し上げます。

2006年3月
財団法人日本障害者リハビリテーション協会
会長 金田 一郎