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平成17年度 国際セミナー報告書
「アジア太平洋地域における日本の障害者支援」

■閉会挨拶

JDF(日本障害フォーラム)幹事会議長 藤井 克徳

本日はこんなにもたくさんの関係者にあつまって頂き、ありがとうございました。

本日は、国際障害者デーである12月3日です。本日から12月9日までの一週間を障害者週間として、障害者基本法で定めました。

昨年から法定化されていましたが、実質的には今年が初の障害者週間といっていいと思います。尚、週間最終日に当たる12月9日というのは、1975年の国連総会で障害者権利宣言が採択された日です。もう30年も前になる障害者権利宣言は、13項目から成るシンプルなものですが、今でも斬新さを覚えるものです。ぜひみなさんもご一読ください。障害者週間の初日にあたる本日は、「アジア太平洋地域における日本の障害者支援」というテーマで、記念事業の一環として国際セミナーを開催いたします。

ここでいう「国際協力」は、長田こずえさんも強調していたように、かつては北から南へと一方的なものだけでしたが、南から南、更には南から北、つまり双方向の「協力」であることを意味しています。また、各シンポジストからの報告から感じられたことは、より困難な条件下であげられた成果は、より凝縮的なものであり、これらの成果が、全体の国際水準を上げていくための本質的な意味を含んでいるものです。わが国においても多くの学ぶべき点があると思います。

日本障害フォーラム(JDF)は昨年度10月にようやく結成されました。JDFの活動の主軸の一つに、こうした成果を主軸におきながら、第2次「アジア太平洋障害者の十年」の成功への貢献があげられます。今日のシンポジウムと重なるものがあります。国際NGOと連携した活動ができると思います。

最後に「変えられないのは他人と過去。変えられるのは自分と未来」という言い表し方があります。ぜひとも、自分自身の力を高め、未来をよりよい方向に変えていこうではありませんか。

スポンタムさん、松山さん、小椋さん、フロアから発言いただきましたケニーさん、ありがとうございました。日英通訳者、手話通訳者、要約筆記者のみなさんにもお礼を申し上げます。

どうも本日はありがとうございました。