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JANNET研究会
ポストMDGsと障害で話題の「障害インクルーシブな開発とは?」報告書

◆主催者挨拶

松井 ご紹介いただいた会長の松井です。現在40ほどの会員から構成されているJANNETは、1993年に設立され、今年でちょうど20年になります。今回はそれを記念する意味でもCBRにかかる特別のプログラムを企画させていただきました。

JANNETは、これまでもCBR(地域に根差したリハビリテーション)に取り組んできました。CBRというのは1970年代に途上国で生活する障害者に対していかにリハビリテーションサービスを届けるのかということから始まりました。しかし70年代以降、随分大きく変わってきました。ご承知の通り、2001年12月に国連で障害者権利条約の検討が始まり、2006年12月に国連総会で障害者権利条約が採択されました。障害のある人たちの平等なインクルージョンをどう進めるのかは、まさに国際的なテーマになっているところです。そういう意味ではこれまでの障害者向けの特別なサービスや教育といったアプローチではなく、通常のプログラムや施策の中にどう障害のある人たちを含めていくのかがメインテーマになっていきます。CBRはまさにそういうことを実践するための取り組みだと理解しています。

今日はインドからアルビナさんに来ていただき、インドの取り組みについてお話しいただきます。その後、日本の実践ということで渡辺さんに日本での取り組みを話していただき、最後に鈴木さんにCBRのマトリックスを使ってのワークショップをお願いしています。それを通して、今のCBRが何を目指しているのかということを皆さんにご理解いただければと思います。

かなりの長時間になりますけれども、ぜひ最後までご参加いただきたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございます。

◆進行説明

今西 ありがとうございました。申し遅れましたけれども、本日の全体の進行役を務めさせていただきます、JANNET研修・研究委員長、ワールド・ビジョン・ジャパンの今西と申します。よろしくお願いいたします。

お手元の資料を確認させていただきたいと思います。「インクルーシブな開発とは」という冊子があります。これは本日のパワーポイントをコピーしたものになります。その中にアンケート用紙とCBRのマトリックスという用紙があります。アンケートは最後に回収させていただきますけれども、随時書ける所は記入いただけたらと思います。

CBRガイドラインをコピーしたものもございます。JANNET20年の歩みという冊子もございます。JANNETの加盟団体を紹介した英語のCDも入っております。コースターのようなものもあります。これはタイの障害者団体と協力して作りまして、売り上げの一部を東日本大震災で被災された障害者の支援プログラムに寄付させていただいております。これも付いておりますので併せてご確認いただければと思います。

今日の会はビデオ撮影させていただいております。ただしこれはメインスピーカーの方だけです。皆さんのほうは写りませんのでご了承いただけたらと思います。