日本型ソーシャルファームの推進に向けて
閉会挨拶
野村美佐子 公益社団法人 日本障害者リハビリテーション協会 参与
本日は長時間のセミナーにご参加いただきまして心から感謝申し上げます。簡単ではございますけれども、閉会の言葉を述べさせていただきます。
日本障害者リハビリテーション協会はこれまでに英国、ドイツ、そしてフィンランドを訪問して、それぞれの国におけるソーシャルファームの位置づけについて炭谷会長とともに調査をしてまいりました。私も同行させていただき、ソーシャルファームの起業者による障害者の雇用に対する高い心意気をとても感じました。そしてまた、彼らのクリエイティブなものにとても驚きまして、また、障害者がとても楽しく働いているということがとても印象的でした。
本日はそれら訪問した国々のソーシャルファームの関係者を講師として招聘をいたしまして、それぞれの国のソーシャルファームの特徴について学び、そしてまた日本型ソーシャルファームのあり方についても議論をさせていただきました。
その中で日本においても、それから欧州においても、法的な見地、あるいは対象者、助成のあり方、そして何よりも利益のあるビジネス展開についてさまざまな共通の課題があったかというふうに思います。今回のセミナーをベースに、日本の今後の新たな展開を期待したいな、と思っておりますし、私ども日本障害者リハビリテーション協会においては、ソーシャルファームの推進についてこれからずっと注目していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。皆さまにおかれましても有意義なセミナーであったことを願っております。
最後になりますが、助成をいただきました埼玉県民共済生活共同組合、講師の皆さま、ユッカさん、ゲーロルドさん、キースさん、ありがとうございました。そしてまた、情報保障を支えてくれました要約筆記の皆さまにお礼を申し上げます。そしてご参加の皆さま、お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました。
以上