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在宅の移乗介助機“マイリフティ”の製品化研究開発

主題:
在宅の移乗介助機“マイリフティ”の製品化研究開発
著者名・研究者名:
原勤(ハラキン株式会社)藤井直人,藺藤全孝(神奈川県総合リハビリテーションセンター)関 和治(セグノ・デザイン・アソシェーツ)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 73~76頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
木田麻紀子(ハラキン株式会社)
埼玉県新座市野火止2-5-34
電話: 048-482-3333
概要:
この論文では、移乗介助機器“マイリフティ”の製品化を目指した研究開発について記述されている。この機器は在宅での使用を前提として開発されたものであり、その開発目標には相反する要素が含まれていた。そこで、5つのタイプの製品を開発することで、その要求にこたえることにした。最初の製品は足踏み昇降式であった。次に開発された電動昇降式“マイリフティA”では、昇降機能を電動化し、さらに小径キャスタを使用することで床下の低い電動車いすへの適応も可能となった。手動ジャッキ式ポータブルタイプでは、軽量化により分割した際の最重部分が6.2kgとなり簡単に自動車に積み込むことができた。この機種では屋外での使用を想定し、中径キャスタを使用している。電動走行式5輪構造タイプでは、中央に電動駆動輪を配し、移動介助負担の軽減がなされている。30°の坂道や1.5cmの段差の通過が可能である。介助走行式5輪構造タイプでは、中央に戸車を配し、直進走行性を高めている。戸車を床から浮かせることで、真横移動も可能である。今後国際市場を視野にした事業展開も考慮されている。