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シミュレーターを利用した高齢者・障害者の自動車運転に関する研究-シミュレーション酔いについて-

主題:
シミュレーターを利用した高齢者・障害者の自動車運転に関する研究-シミュレーション酔いについて-
著者名・研究者名:
玉垣 努,松本琢磨(神奈川リハビリテーションセンター 作業療法科)大橋正洋(神奈川リハビリテーションセンター リハ医学科)仲泊 聡(神奈川リハビリテーションセンター 眼科)沖川悦三,伊藤英一,宮本 晃(神奈川リハビリテーションセンター リハ工学科)松元 健(神奈川リハビリテーションセンター 更生ホーム)自動車研究会一同
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 87~88頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
玉垣 努(神奈川県リハビリテーション病院、OT科)
神奈川県厚木市七沢516
電話: 0462-49-2560
概要:
この論文は、自動車運転用のシミュレータのシミュレーション酔いに関して書かれている。シミュレーション酔いはシミュレータに乗った際におこる、車酔いに似た症状である。21歳から54歳の健常者25名(男性: 13名、女性: 12名)および、左片麻痺者1名を被験者として、シミュレーション酔いが発生するかどうかの調査を行った。使用したシミュレータでは、危険予測プログラムを実行し、その後質問用紙により主観評価を行った。その結果82%の被験者が気分の悪さを訴えた。免許取得者でも経験月が多いほど酔いの程度が重度であった。また、カーブ走行時の横方向の加速度感が得られにくいことも指摘された。左片麻痺の被験者では、机上テストでは半側無視が見られなかったが、シミュレータ上ではその傾向があることが確認できた。